じゃぁ実際の介護士の医療行為って何してるの?
こんばんは、介護士のけーごです。
前回の投稿
では、介護士が行える医療行為について
書いていきましたが。
綺麗事を書きすぎた!!!
今考えると、体中に蕁麻疹が出てきそうなくらい
綺麗事ですね。
少し私のキレイなジャイアン要素が出てしまいました(笑)
では、そろそろもとに戻りましょう。
これでよし!
さて、なんの話でしたっけ?(笑)
そうそう、介護士の医療行為の現実
についてでしたよね。
前回の記事
で介護士が許可されている医療行為の種類
と許可を獲れば解禁される医療行為について
記入していきましたが、
それくらい知っとるわ!
リアルの実情が知りたいねん!
と言われそうなので、
今回は私が実際に見た現実を
記事にしましょう。
題して、介護士は見た!
そう、忘れもしない。
あれは2010年頃
当時私はヘルパー2級を取得して
初めての特養で働いていたときのこと。
その施設は、事務所と看護師がとてつもなく
仲が悪く、毎日言い争いをしていました。
ある日、施設の看護師が徐々に辞めていき
看護師がゼロになってしまいました。
もちろん特養なので、胃瘻の入居者や
看護師の処置なしでは生きることすら危険な
利用者さんもいらっしゃいました。
その法人は訪問入浴を行っていたため、
訪問入浴から看護師が1名入ってきました。
名前だけ。
その看護師は訪問入浴部の看護師長で
その義娘さんが施設の副主任をしていました。
その看護師長さんと、義娘は何をしたでしょう。
答えは簡単、義娘に次の看護師が来るまでの間
胃瘻の装着や鼻腔吸引、喀痰吸引をさせたのです。
今となっては許可さえあれば可能ですが、その当時は
介護士がやるなんてもってのほか。
よく事故が起こらなかったと今思い出すだけでも
ヒヤヒヤします。
結局、内部告発によりその看護師長と副主任の義娘は
市の緊急内部監査の対象となり、解雇になりました。
他にもこの施設では色々あったのですが、
その話はまた別の記事で投稿します。
★まとめ★
2015年に法令が改正され介護士が行える
医療行為の種類が若干増えてきましたが
現在でも、喀痰吸引の許可を受けていない職員が
喀痰吸引を行ったり、胃瘻の装着を行っている施設も
有ります。
背景には
・講習に参加させるだけの時間がない
・研修費用を出したくない
・人手が足りなくなる
などの問題が挙げられます。
結局は施設の都合やエゴで
行われています。
その為、一部の介護施設では、暗黙の了解として
介護士の許可外での医療行為を行っているようです。
[一時的なもので内部通報が無い限りバレないだろう]
なんて思っている施設関係者もいるでしょうが
悪事は必ずバレます。
みなさんも、くれぐれも許可外の医療行為は
やめましょう。
後々酷い目に逢っても知らないですよ。