関西で介護してんねん!

現職の介護士である管理人が送る笑いあり毒ありDisありのブログです

介護職ならわかって当然!?成年後見制度ってなに?

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こんにちは、マサです。

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今回の記事は綺麗事綺麗事です。

 

私の現在働いている介護施設では、

後見人といわれる家族でない方が

キーパーソンとして来設されることがたびたびあります。

 

でも、ちょっと待って下さい。

介護を数年やっている介護職員なら見逃しがちですが、
大きな疑問が、そこには隠れています。

 

後見人とはなんぞや!

 

皆さんは説明できますか!?
後見人制度のことを。

 

「弁護士さんとかが家族の代わりをしてる人」

 

とか適当なことをぬかしている

そこのあなた!

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間違ったことをさも知っているかのように

説明すると、恥ずかしいですよ〜

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後見人とはなに?

後見人とは、実は略された言葉で、

実際には成年後見人という役職を持った方になります。

 

では、どんな理由で

後見人をつけなければいけないのかをご説明します。

 

後見人とは、

などの理由で判断能力の不十分な方々は、

  • 不動産や預貯金などの財産の管理
  • 介護などのサービスや施設への入所に関する契約
  • 遺産分割の協議

って一人で行うのは難しいですよね?
かといって、家族や頼れる方もいない、あるいは非協力的な場合

上記の判断はかなり無理難題になってきます。

 

また、不利益な契約であってもよく判断ができずに

契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあう恐れもあります。

 

そんなと方を保護し、支援するのが成年後見人制度です!

 

成年後見人の種類

成年後見人には大きく分けて2つの種類があります。

法定後見制度任意後見制度です。

どうちゃうねん!

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と大阪のオバちゃんばりのツッコミが

聞こえてきそうですが、説明すると

法定後見制度とは

判断能力が十分でなくなってしまったに、

家庭裁判所で代理を選び、本人に代わって保護・支援する

 

任意後見制度とは

判断能力がなくなってしまうに、

本人自らで自分の代理を選び、本人を代理して保護・支援する

このような2つの制度があります。
できれば法定後見制度は使いたくないのですが、人間何時何時

どうなるかわかりませんよね?

 

自分の後見人を選ぶのに裁判所で手続きをする必要があったり

自分とは別の環境で代理人なんて選ばれたら

たまったもんじゃないですよね。

 

んで?実際何するの?

成年後見人の種類はわかった。
それで?何をどうするのさ・・・・。

簡単に書くと、

成年後見人等は、本人の生活・医療・介護・福祉など

本人の身のまわりの事柄にも目を配りながら

本人を保護・支援します。

つまり、本人の動作のすべての支援や、保護を

行うということです。

じゃぁ介護士いらないじゃん!

って思う方がいると思います。

えっ・・・いない? そんなバカな・・・

 

実は成年後見人は、

本人の財産管理や契約などの法律行為

に関するものに限られていて、

食事の世話や実際の介護などは

一般に成年後見人等の職務では無い。

ということです

 

ふぅ・・・。

危うく介護職が廃業になるとこだった。

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つまり、本人の生活・医療・介護・福祉

とは、

ちょっとスーパーに行きたいなぁ

ちょっと病院に行きたいなぁ

ちょっとデイサービスに行きたいのぉ

チョット車椅子の調子がなぁ・・・

というような動作に限定されます。

まとめ

・後見人とは、本人にかわって本人生活など

 総合的に支援・保護し、

 財産管理や契約の代行を行う仕事です!

 

・後見人には2種類あり、

 家庭裁判所が決めるもの、自身が決めるものの

 2種類があります。

 

・後見人の仕事は、あくまでも保護や支援であり

 介護やお手伝いさんでは無いということです!