そういえば、成年後見人ってなに?
こんにちは、介護士のマサです。
介護職というのは、いろいろな関係職と協力しながら
高齢者や障害を持った方をサポートしています。
それは施設介護職、訪問介護職も同様に
看護師や栄養士など、いろいろな関連職と協力しています。
栄養士は看護師は利用者さんの命に直接関わる仕事ですが、
もう一つ、よく聞く職種を忘れてはいませんでしょうか?
成年後見人
という職種の人を聞いたことはないでしょうか?
ぶっちゃけると、
成年後見人とは何ぞや?
と思ったことはないでしょうか???
施設にいて一緒に働いているわけでもなし、
介護職の技術をているわけでもないのに何故か
介護に関連した職種としてよく聞くワードです。
では、成年後見人とは何でしょうか??
成年後見人の定義は以下のように記されています。
成年後見人とは、成年後見制度によって選定された人物のことを指し
成年後見人は認知症や痴呆にかかった方の身の回りの世話や財産管理をすることが目的で、基本的には家族など親族・近親者が行なうのが一般的で
ある。
身体的、財政面的に自己管理が難しい場合、代理として管理を行う人
ということです。
- ん?身の回りの世話ってことは介護職なの???
身の回りの世話とはいっても、食事介助をしたり排泄介助を
するわけではありません。
この説明の身の回りの世話というのは、必要物品の購入や
利用者の行動などをサポートするという意味で”身の回りの世話”
という言葉が使われています。
- 親族・近親者以外にも成年後見人になれるのか?
いろいろ申請書類や定めなどがありますが、法人が成年後見人
を行っている場合があります。
後見人になるために特別な資格や人との能力の違いは一切必要ありません。
成年後見人になれる人は原則的には誰でもいいのです。
ただし、以下の理由がある方は成年後見人にはなれません。
1:未成年者
2:以前に後見人などを解任された履歴がある人
3:破産者
4:本人に対して訴訟を起こした者やその配偶者、直系血族
5:行方が分からない人
他人の財産管理をするわけですから、欠格事由に当てはまる場合は、
法律上、後見人になれません
法人などが成年後見人を請け負う場合、選定を決めるのは
その地域を管轄している家庭裁判所です。
名前が少し変わりますが、裁判所の命令で後見人になった場合、
法定後見人という名前に変化します。
そのため、資格などとは関係なく裁判所の判断によっては
後見人候補者名簿などに登録のある
弁護士、司法書士、行政書士、社会福祉士などが選任される場合もあり得ます。
- まとめ
ということです。
いかがだったでしょうか?
介護の関連職として知られている成年後見人ですが、
実際には介護関連職というよりは、家族側に近い職種だという
事がわかりましたね。
次回は、そんな成年後見人の仕事について書いていきたいと思います。
最後まで見てくれてありがとうございました。
PS.けーごさん最近体調崩したのでお休みです。