介護＝スキルがない・馬鹿でもできる仕事と思っている大人たちへ

こんにちは、けーごです。

ふと、街を歩いているときに

聞いてしまったこの言葉。

介護士になるのはやめておけ。

介護の仕事は汚くて安い。

介護職はスキルがない無能集団

介護は誰でもできる。

介護職は馬鹿でもできる

そう、聞いてしまったのです。
関西の某大型家電製品店で
（上にレストランとか駐車場があるあの店）

はぁ！？
もう一回言ってみろよ！！

って心の中で怒りがこみ上げて来ました。
声に出していうほど気は強くないうさぎなので・・・

否定したい気持ちは十分にあるのですが、
実際問題一般常識や社会性が著しく欠如している職員が
多いのが介護現場の現実です。

介護職はスキルが備わっていない

介護関連の事故などが報道された時、

人手不足や過労に続けてよく言われてますよね？

では、逆に介護士に今必要なスキルとは
何なんでしょうか？

自分なりに考えてみました。

• 遅刻・早退・欠勤をしない
• 挨拶がきちんとできる
• 最低限の敬語が使える
• 最低限の文章が書ける
• 人の話を素直に聞ける
• 報連相が最低限できる
• 解らないことは聞ける
• 経過記録を理解できる
• 頑固に自己流を貫かない
• 苦手なことを把握できる
• 基本的な身体介助が出来る
• 他職種と良好な関係が保てる
• 組織内のタブーを口外しない
• 多少の理不尽を受け止められる
• リスクの優先順位を把握できる

あれ？これってほとんど社会の

マナースキルじゃないか！！

そう、今挙げた介護士に必要なスキルというのは
よく考えると最低限の社会マナーのスキルなのです。

でも実際に考えて介護士ってどれくらいの人が

これを完璧にこなせているの？？

と考えて今の施設の人を観察した場合。

０人だった・・・orz

私も、完璧にはできていないと思っています。
というかできてない。

でも、殆どができるように工夫はしています。

では、なぜマナーができていない介護士がいるのか
という疑問については、簡単な回答で終われます。

未だに年功序列や、

年齢序列が多く残っている
職種だからです。

つまり何が言いたいのかというと、

その施設に長く働いた職員が偉いという

風潮が介護をだめにしている。

ということです。

私の場合、いろんな施設で経験を積んで

いろんな介護の方法や考え方を学んで

自分の成長の糧とするをモットーに

働いていますが、中には・・・

ココでは私の介護方法が絶対！
ココでは新しい介護の方法はNG！
新しい介護技術？笑わせるな！

って言ってる職員が少なからずいます。
どういう考えでその人が動いているかというと、

得意分野で評価されたい！

ってことなんですよね。

でも

考えてみてください、得意分野で評価されたい

のに、自分の技術しか信じない・・・

ん？これって何処かで駄目って聞いたことがあるような

ああああああああああ！！！！

そう、上で書いた社会のマナーに

自己流を貫かないこと。という文面に有ります。


つまり、

自己流を貫く＝他の人にも押し付ける
だから馬鹿でもできると言われる
↪スキルがないと評価される。

というわけなんです。

介護現場で求められるのは【総合力】なのですよ。

介護職は基本何でも屋。

得意分野というのは他のことが平均以上の

レベルでこなせて初めて評価されるもの。

得意分野だけで評価されたいなら、

相当ズバ抜けてなければ強みになりません

なのに得意分野ばかりを極めようとして

他のマナーを疎かにするから、

介護職員は意識が低い

介護職員のスキル不足。

なんて言われるんですね。

なんか腹立つけど、

事実だから仕方ない。

介護現場は、そんな人たちと連携して回して

いかなければ瞬く間に立ち行かなくなるのが現状。

正直、大人な時点で性格や価値観は変わらないし、

35歳過ぎたら確実にアウト。

変な人は変な人のまま。

問題児は問題児のまま。

頭痛い問題ですが、事実です。

離職率が高かったり、職員が成長しないのは

現場の指導が悪いからだ！

なんて言って責任丸投げする上司や管理職の方々

あなた達が一番

社会のスキルや介護の

スキル以前に人間として

スキルが無いよ！

と私は言いたいです。

あなた達の寝言のせいで若い芽や

新しい考え方が、摘まれていくことを

お忘れなく。